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***アメリカのオーガニック・フードについて***


オーガニックという言葉、近頃よく耳にしますよね。
アメリカにもオーガニック専門のスーパーマーケットや、普通のスーパーマーケットにもオーガニック・コーナーがあります。
健康に関心のある方などは特に「体によさそう」とオーガニック・フードを好まれるのではないかと思います。

ところでこの「オーガニック」とは一体どういったものを指すのでしょうか。
国によって定められたオーガニック・フードの基準をもとに、オーガニックについて少し調べてみましょう。

アメリカでは2002年10月21日より、 「『オーガニック』と表示されるものは国内栽培であれ輸入物であれ、国が定めたオーガニックの基準を満たさなければならない」という決まりがあります。
従って、「オーガニック」と表示されていればその基準を満たしているはずです。

その基準とは、
■オーガニック・フードとは再生可能な資源を使い、未来の世代の環境を高めるために土と水を保護する農家によって作られる。

■オーガニックの肉・鳥肉・卵・乳製品は抗生物質やホルモン剤を与えない家畜から生産されなければいけない。

■オーガニック・フードは従来使われてきた主な殺虫剤や化学肥料・下水泥・生物工学・ionizing radiation(すみません、日本語で何ていうのか分かりませんが、殺菌照射のことだと思います)を使わずに生産される。
というものです。

オーガニック・フードとして申請した農家は、上記の基準を満たしているかどうか、国が厳しく調査することになっています。

国の調査に合格した物には、USDA(The U.S. Department of Agricuture) ORGANICのシールが貼られています。これは、「95%以上オーガニック食品である」という印です。もしルールを破って国の基準を満たさないものにこのシールを貼った場合は、最高1万ドルの罰金が科せられます。

よく目にする「ナチュラル・フード」というのは、国の基準を満たしたオーガニック・フードという意味ではありませんのでお間違えのないように。(同じく、"free-range"、"hormone-free"なども違います。)




・詳しい事はUSDAの公式サイトをご覧下さい。>>USDAからの公式出版物