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雑記帖〜生生流転

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2004年3・4月に思ったこと

中国の環境汚染

ここ数年、カリフォルニアの空気汚染濃度が上昇しているという。調査によると、中国の汚染された空気が太平洋を越えてきているという。ということは、その途上にある日本もかなりの影響を受けているに違いない。

中国のここ数年の発展は目を見張るものがある。人々は競って『文明的な』生活様式を取り入れ、つい5年前までは200万台しかなかった車が今では2億台にもなるという。(20億台だったかもしれない・・"two thousand million"と言ってたような・・・すみません、ここらへんちょっと記憶が曖昧です。)

しかし、人々の環境に関する意識はかなり低い。ほとんどの人が安価な練炭燃料を使い、lead gas(鉛入りのガソリン)が主流だ。

自転車や公共の交通機関よりも便利なマイカーを求める人が多く、交通渋滞も深刻になっている。

上海などの大都市では、主に車の排気ガスによる空気汚染でいつも有毒なスモッグに覆われているという。

これは中国だけの問題ではない。
先進諸国は、排気ガス規制によって自国で売ることが出来なくなった車をどんどん中国に持っていって、『中国だけのスペシャル』と称して売りつけている。

あるアメリカの企業などは、水素燃料の車を研究開発したものの、燃料の水素を作るのに膨大なエネルギーが必要なことから商品化が出来なくなったものを中国へ持っていって売ろうとしている。 炭燃料が主な中国で水素を作ると、空気汚染はますます激しくなるだろう。

先進諸国は、言葉巧みに中国の発展を助けるふりをしながら、結果的に中国の環境汚染を促しているのだ。いくら自国の環境に気をつけていても、よその国の環境を汚染すれば結局は自分達が責任を取らなければいけないということに考えがめぐらないのだろうか。

このままでいくと、あと数年のうちに、中国はアメリカを抜いて世界一のエネルギー消費国、環境破壊国になるという。

先進諸国は、自国で売れなくなった商品を売りつけるかわりに、もっと中国やインドなどの開発途上国に「環境に関する知識、公共交通機関を発展させる技術」などを輸出するべきじゃないのか。

「自分の国が汚染されなければ大丈夫」「売れればいい」という目先のことだけを考えた行動が、結局は自分達の環境をも汚染しているのに。
世界中の人は皆、同じ「宇宙船地球号」の乗員なのだから。



バター?マーガリン?

夫によると、最近のリサーチではバターの方がマーガリンよりもむしろ健康によいという。

マーガリンやピーナッツ・バターなど、植物性油脂とはいえ化学反応させた油を使っているのでどうなんだろう・・と思っていたのだが、やはりそうなのか。
脂肪酸についてを参照ください。)

日本ではどうなのか知らないが、アメリカではマーガリンに人工的な油も使っていて、それもあまりよくないそうだ。

私はもともとマーガリンよりもバター派なので(・・といっても、料理に香りづけで使う程度)、マーガリン派だった夫の手前、これから堂々とバターが使えるのでうれしい。

それに何より、いつもトーストやパンケーキにびっくりするほど大量のマーガリンを使う夫のマーガリン使用量が減るかもしれない。いつも「油脂の摂り過ぎ!血管がつまる!」と心配していたので。。



健康志向?

日本ではどうなのかは知らないが、アメリカのペットフードはちゃんと人間が味見している。もちろん人間が食べてもいいそうだ。

というのも、貧しくて食べ物が買えずペットフードを食べる人達が後を絶たないからだ。

近頃のキャットフードやドッグフードは、『オーガニック』だの『ベジタリアン』だの『シニア用』だの『胃の弱いペット用』だのとバラエティーに富んでおり、原料もいいものを使っている。

もしかするとそこらのファースト・フードよりも、ずっと健康的かもしれない。。。

もひとつ。
ペット用のシャンプーやコンディショナーは、人間用よりも質がいいそう。

ペットは化学薬品などに敏感なため、なるべく刺激の少ない自然なものが使われるのだとか。

今に「健康になりたければ人間用よりもペット用を!」などという自然派の人達が現れてくるかもしれない。



ポリティカリー・コレクト(ポリティカル・コレクトネス)

という言葉がある。

人種や年齢、男女による差別を言葉の上から排除しようという動きで、平等な社会を目指そうというもの。

先日ペットショップで、老犬用ドッグフードのパッケージを見て驚いた。

『Adult Mature』

シニアではいけないのだろうか?

ポリティカリー・コレクトもここまで来ると、なんだか笑ってしまう。




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